【祝・世界文化遺産】「SADOデザインステッカー」が誕生! 佐渡島の金山 世界文化遺産登録決定を記念してステッカーを制作しました(JAGDA新潟)
〜JAGDA新潟に所属する新潟県内のグラフィックデザイナーが「佐渡島」をテーマに制作〜
JAGDA新潟(URL:https://niigata.jagda.or.jp/)は、「佐渡島の金山」世界文化遺産登録決定を記念して、佐渡や佐渡島の金山などをテーマにデザインしたステッカーを制作する「SADOデザインステッカープロジェクト」を始動しました。
本プロジェクトでは11名のグラフィックデザイナーが11種類の「SADOデザインステッカー」を制作し、佐渡に関連する企業団体や小売店、宿泊施設などに向けて提供いたします。
▲制作された11種類の「SADOデザインステッカー」
JAGDA新潟では2024年7月の「佐渡島の金山」世界文化遺産登録決定を受け、グラフィックデザインの力で登録の周知や機運醸成に貢献したいという思いから、本プロジェクトを企画しました。
JAGDA新潟の新たな取り組みとして全メンバーに呼びかけたうち、有志の11名が一人1種類ずつ制作を担当。新潟県内で活躍するグラフィクデザイナーたちの創意工夫により、バリエーション豊かな佐渡島の景色や文化などの魅力が一枚一枚さまざまなデザインで表現されています。
●「SADOデザインステッカー」を提供します
今回制作された11種類のステッカーは、佐渡にまつわる企業団体や小売店、宿泊サービス施設など本プロジェクトに共感を持ってくださる団体に限り、提供いたします。
希望される佐渡関連の企業団体さまには、11種類のステッカーが10枚ずつ入ったステッカーセット(1セット110枚入)を1企業団体につき最大3セット(合計330枚)まで提供いたします。
各企業団体で、ステッカーの使用方法は設定いただいて構いません。ただし、販売は不可とさせていただきます。
※郵送費は着払いになりますので、ご負担ください。
【使用例】
◾️冬の間来店されたお客様へ進呈
◾️島外から佐渡を訪れた方へ進呈
◾️○○○○円以上お買い物されたお客さまへ進呈
◾️お取引先へのちょっとした贈り物やお礼に
◾️宿の特別プランにお申し込みの方への特典
…など
●ステッカーの入手方法
STEP1
ステッカーをご希望の方は、以下フォームよりお申し込みください。
・SADOデザインステッカー申込フォーム
STEP2
本プロジェクト事務局がステッカー用途の確認など審査させていただき、後日ご連絡いたします。
ただし、選定の結果やステッカー枚数の上限に達した場合、ご用意できない場合がありますので予めご了承ください。
STEP3
ステッカーが手元に届いたら、ご自由にお使いください。
「#sadoデザインステッカー」のハッシュタグで情報拡散ご協力も大歓迎です
OPTION
ステッカーを追加でご希望の場合は、印刷費をご負担いただく形でご注文いただけます。
お気に入りのステッカーのみ追加ご注文も可能です!デザインにより最小ロットや価格が異なりますので、まずはお問合せください。
●報道各社の皆さまへ
本プロジェクトのお披露目の場として、メディア・関係者向けに制作発表会を開催いたします。
制作を担当したグラフィクデザイナーから、制作の経緯や意図、本プロジェクトへの参加方法などご説明しますので、ぜひご取材をお願いいたします。
【概要】
「佐渡島デザインステッカー」制作発表会
日時:2024年12月18日(水曜)11:00~12:00
会場:上古町の百年長屋SAN 2階フロア
登壇予定:JAGDA新潟/hickory03travelers代表・迫一成氏(概要説明、質疑応答)
JAGDA新潟/山下洋平氏(事務局、デザイナー紹介)
ほか、本プロジェクトに参加したグラフィックデザイナー数名
制作発表会に関するお問合:広報担当/合同会社踊り場(odoriba.edit@gmail.com)
※ご参加を希望されるメディア/佐渡関係者さまは、可能な限り事前にご連絡をお願いいたします。
●団体「JAGDA新潟」とは
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、1978年、戦後日本のグラフィックデザインの礎を築き、東京オリンピックポスターをはじめ数々の名作を残した新潟出身の故・亀倉雄策らを中心に設立されました。現在、全国に約3,000名を超えるメンバーを擁する、アジア最大級のグラフィックデザイナーの団体です。「デザインの今を発信」「次世代デザイナーの育成」「文化・経済の活性化」「デザインと社会の連携」「デザイナーの権利保護」「国際的ネットワークの基点」など、デザインの発展、そしてデザインという職能を通じた社会への貢献を目指して、年鑑の発行、展覧会やシンポジウムの開催、デザイン教育、地域振興など多岐に渡る活動を行ってきました。
JAGDA新潟はJAGDAメンバーのうち、新潟を拠点に活動するグラフィックデザイナー28名で構成された団体です。新潟の地域性、個性を表現するデザイナーの活動をさまざまなかたちで支援していくとともに、グラフィックデザインの力を通じたコミュニケーション環境の質的向上のために、多彩な活動を行っています。
▲JAGDA新潟メンバーによる活動はこちらから(https://niigata.jagda.or.jp/?cat=4)
●JAGDA新潟の有志による 「SADOデザインステッカープロジェクト」に寄せて
代表:迫一成氏(hickory03travelers)
「佐渡島の金山」世界文化遺産登録決定、おめでとうございます!
私たちが暮らす新潟県から世界文化遺産が誕生するのは念願であり、とてもうれしいことです。
今回、私たちデザイナーは、この新潟の誇りを県内だけではなく、県外の方や世界中の方に向けてより魅力的に伝えられるのではないかと思い、このようなプロジェクトを企画しました。
私たちのデザインを通して、佐渡に行くきっかけになったり、佐渡での思い出づくりになったり、佐渡を訪れた方が楽しい時間を過ごしていただけたら大変うれしいです。
また、地元・佐渡の皆さんにも、佐渡島に思いを馳せて制作した今回のさまざまなステッカーを活用して楽しんでいただけたらと思います。
今回参加しているメンバーは、新潟県を拠点にデザインを生業として活動しています。普段は、ご依頼主からのお困りごとやご要望をどのような形で解決できるか計画を立てたり、デザインを通してさらに魅力を伝えられるようなお手伝いをしています。
一方でこのステッカープロジェクトは、それぞれの自主制作として「佐渡」をテーマに、「こんなステッカーがあったらいいな」と試行錯誤しながら完成したものです。普段はなかなかできないような自己表現を楽しみながら、個性ある11種類の楽しいデザインが揃いました。
11種類の個性やモチーフまできめ細やかな創意工夫をぜひお楽しみください。
●11名のグラフィックデザイナー紹介
01_阿部光一朗/Koichiro Abe
新潟県生まれ。長岡造形大学卒業。都内デザイン会社からUターン新潟のデザイン会社を経て2022年5月「GRAN D」(屋号)として独立。ロゴデザインから始まるブランディングを主軸に、グラフィックデザインを提供しています。
【作品について】
「まずは、佐渡金山の世界遺産登録おめでとうございます。地元県での世界遺産登録は県民としてとても嬉しいことです。ただ実をいうと僕は佐渡に行ったことがなく(正確にいうと子どもの頃にはいったことがあるらしいが)。この企画に参加してもいいものか?という疑問もありましたが、まあ一人で行う企画でもないしあまり見識のない人が思い浮かべる佐渡金山のイメージを素直に図案化するのがシールという媒体にはあってるのかも!と開き直り、金の漢字で佐渡金山の形をシンプルに表現した。印刷にはホロに黄色を刷って金色を表現というなんとも安直な表現ではありますが普段のお仕事ではできない実験的なアウトプットを楽しませていただきました(笑)」
02_伊達亘/Wataru Date
博士(政策・メディア)。フリーランスデザイナー/長岡造形大学 デザイン学科 助教/東京大学大学院 情報学環 客員研究員。文字を活用したメディア横断的デザイン、表現開発研究、ワークショップ開発の3軸で活動する。
【作品について】
「佐渡島の金山、世界文化遺産登録決定おめでとうございます。制作の機会に改めて小判を調べました。子供の頃に眺めていた図鑑には大きく掲載されていましたが、想像よりも小さかったことに驚きました。作ることは学ぶことだと改めて痛感しました。ほぼ小判サイズに読めない文字をデザインしました。400年前の文章をそのまま私は読めないですが、脈々と続いた歴史は受け継がれていくと信じ、また400年後に私の読めない文字を読んでくれる人が現れないかと想像しながら制作しました。」
03_角田正之/Masashi Tsunoda
グラフィックデザイナー、アートディレクター。1984年新潟県生まれ。長岡造形大学卒。主な仕事に、燕三条工場の窓口・ひねもす大学・somewhere・daboのロゴ、三条市まちやまのグラフィックなど。
【作品について】
「このステッカー企画のアイデアに悩んでいる時、4歳の娘が“粘土しよう”と言ってきました。少し面倒に思いつつ何をつくってびっくりさせようかと考えていたら、中空から佐渡おけさが降りてきてくれました。立体は面倒だからと色を並べて娘に踏みつぶしてもらったら面白い見え方をしてくれました。名前は「おけさん」としました。時間が経って固くなってしまったおけさんは娘のおもちゃ箱に入っています。」
04_関谷 恵理奈/Erina Sekiya:TRIUMPH代表
アートディレクター/デザイナー。新潟市出身。都内デザイン会社勤務後、独立を機にUターン。長岡造形大学非常勤講師。NIIGATA ADC GOOD JOB賞/部門賞(2023)受賞。
【作品について】
「この企画の参加者が決まった時、女性デザイナーが私だけだったので「女性らしいデザインで、誰もが使えるようなかわいいステッカーをつくりたい」と思いました。モチーフにしたのは、佐渡の人気観光スポットである「大野亀に咲くカンゾウの花」です。カンゾウの主な生育地は、海の近くの断崖だそうです。そんな過酷な環境でも、毎年綺麗に咲くカンゾウ。長年諦めず遺産登録に挑戦し続け、ようやく花開いた佐渡金山にも通じているような気がしました。もっと佐渡、新潟が盛り上がっていきますように!たくさんの方々に貼って使っていただけたらうれしいです。」
05_吉川賢一郎/Kenichiro Kikkawa
村上市出身。長岡造形大学造形学部デザイン学科准教授。そもそもそのデザインは必要なのかから始まり、ものの本質を見極めて依頼主と共に問題を的確に発見し、デザインの思考で課題を解決することを心掛けている。
【作品について】
「この度は世界文化遺産登録決定おめでとうございます。これを機に佐渡の金山は世界に広く知れ渡り、佐渡にはより多くの海外からの観光客が訪れるようになるでしょう。そこで海外の皆さんにもっと関心を持ってもらえるよう、日本の文化を象徴する一つと言えるOrigami(折り紙)で作った金山をイメージしたシンボルマークをデザインしステッカーを作りました。このステッカーが国際交流の一助となれば幸いです。」
06_髙橋栄一/Eiichi Takahashi:ハシゴデザイン 代表
グラフィックデザイナー・アートディレクター。1977年生まれ。新潟市の広告代理店の制作部にて14年の経験を積み、2018年ハシゴデザインとして独立。特に、企業・店舗のV.Iなど、全体のブランドイメージを形成する制作を得意とする。自分が楽しみながらクライアントの結果につながるデザインを提供する、がモットー。
【作品について】
「このステッカーで自分が達成したいことは2つ。
①世界文化遺産に登録された佐渡島の金山にワクワクしてもらうこと。
②なんとなくカワイイからスマホに貼ってもいいかな。と思ってもらうこと。
このステッカーをきっかけに、佐渡に興味を持って訪れる人がいたらうれしいな…そんな想像を膨らませながら佐渡島の形を見ていたら、ぷくぷくでコロコロでキラキラの佐渡が浮かんできました。」
07_山下洋平/Yohei Yamashita
デザイナーでイラストレーター。東京・新潟のデザイン事務所を経て2010年に独立。受賞・掲載多数。仕事になるかどうかはひとまず置いておいて、デザインの前段階の「相談事」を親身に聞くようにしています。
【作品について】
「佐渡島の金山にはドワーフがいて、昔はみんなで一緒に金を掘っていた…という「サドワーフ伝説」を勝手に作り、ステッカーにしました。「スマホに貼ってあったら可愛いもの」ということを一番に考えて、若い人が気軽に貼れるPOPなデザインにしました。サドワーフはカラフルな種族なので、人気が出たらいろんな色で作りたいなぁ…。」
08_西村隆行/Takayuki Nishimura:ニシムラデザイン代表
ビジュアルだけにとどまらない根本からのコミュニケーションをモットーに、コンセプト立案から商品開発やビジュアルのアウトプットまで、ブランディング・プロジェクト全般に関わる。
【作品について】
「佐渡島の金山で採れる金はまさに宝物。その金を模した「S」「A」「D「」「O」のシール。独り占めするも良し、仲間や家族と分け合うも良し。あなたの大切な物に佐渡の金を散りばめてください。」
09_白井剛暁/Takeaki Shirai:DESIGN DESIGN代表
新潟を拠点に国内外のブランドデザインを手掛ける。受賞歴:D&AD銀賞、TOPAWARDS ASIA最高賞、亀倉雄策賞ノミネート、新潟ADCデザインアワード最高賞6冠。
【作品について】
「妖怪 金山坊(きんざんぼう)。道遊の割戸周辺で多くの目撃情報あり。心が澄んだ人にだけ姿が(かわいく)見えるらしい。人間を見つけると”Do you know Warito? “と声をかけてくるそう。金の帽子を被っていることから金運を招く妖怪と言われている。」
10_迫一成/Kazunari Sako
デザインと雑貨の店を営むデザイナー。絵本とものづくりとデザインと地方都市と町がすきです。
雑貨とイラストも。佐渡島の思い出は20代の時にママチャリで右回り1周、左回り1周したこと。LDSリードデザイナー。
【作品について】
「佐渡島といえば、新潟県民であれば多くの人が島の形を知っていて、年々、金山の形も知っている人が増えていると思います。今回の世界遺産登録を経てもっと知ってくれる人が増えることを願って、2つの形を重ねたデザインです。思いがけず、佐渡の特産品の柿が現れました。鳥も現れました。きっと柿を食べすぎたトキですね。」
11_平山貴仙/Takanori Hirayama
アートディレクター/グラフィックデザイナー。岩手県宮古市生まれ。東京のデザイン事務所(大貫デザインなど)を経て、2013年に独立。2020年に東京から新潟に拠点を移す。JAGDA会員。NADC会員。
【作品について】
「世界文化遺産登録が決定したことをお祝いするハッピーなデザインにしました。金山の特徴である「道遊の割戸」をモチーフに、全体の形は、佐渡小判やおけさ柿をイメージしており、魅力がたくさんある佐渡をアピールできるデザインを目指しました。僕自身は岩手県出身で、ずっと東京で仕事をしてきて移住したのですが、新潟はフルーツが美味しくて、とても感動しました。フルーツを買う機会も増えたのですが、柿などに貼られた小さなフルーツシールのデザインが、ずっと気になっていて、このフルーツシールをベースにして、何か作ってみたいと思っていました。今回このような機会をいただき、かなり楽しみながら形にさせていただきました。」
●SADOデザインステッカープロジェクトに関するお問合せ先
JAGDA新潟
HP:https://niigata.jagda.or.jp/
mail: info-niigata@jagda.org